3つ。筆者がスマホのタッチ決済を始める際の確認先として整理した、端末・カード・店舗の数です。これをどう見るか。アプリにカードを登録できれば準備完了と思いがちですが、実際に支払うには、この3つの対応がそろう必要があります。まず設定を済ませ、その後に利用場所を確かめる流れで整理します。

「スマホに登録すれば使える」説を端末とカードで検証

スマホのタッチ決済は、対応カードをウォレットに登録し、端末を店頭のリーダーにかざして支払う方式です。ただし、ウォレットの名前だけで登録できるカードは決まりません。カード発行会社と、そのカードが対応する決済方式も確認対象になります。

Googleの日本向け対応一覧では、支払いカードの利用にはNFC対応のAndroid端末とAndroid 9以降が必要です。電子マネー・QUICPay・iDでは、おサイフケータイへの対応も必要です。NFC対応という表示だけで、これらをすべて使えるとは判断できません。カードの対応状況は、Google ウォレットの日本向け一覧で決済方式ごとに確認できます。

Appleの案内では、日本の店頭で使うiPhoneは8以降が基本です。日本国内で購入したiPhone 7/7 Plusも対象です。端末の条件はApple Pay対応デバイスに整理されています。端末が対応していても、カード発行元の対応確認は別に必要です。

設定できたかは、登録と認証の完了で見る

設定段階で観測できるのは、カードを追加できたか、発行元の認証を終えたか、支払いに必要な端末設定が整ったかです。登録画面を開いたことと、支払える状態になったことを分けて考えます。

iPhoneの設定手順

  1. 対応カードを用意し、Apple Accountにサインインします。
  2. Face ID、Touch IDまたはパスコードを設定します。
  3. ウォレットを開き、追加ボタンからカードを読み取るか、カード情報を入力します。
  4. 発行元から追加認証や専用アプリの利用を求められた場合は、画面の案内に沿って完了します。

登録条件と操作はAppleの設定案内に基づきます。

Androidの設定手順

  1. 端末の設定でNFCをオンにします。
  2. Google Payをデフォルトの決済アプリに設定します。
  3. Google ウォレットに対応する支払い方法を追加します。
  4. 画面ロックを設定し、端末がセキュリティ要件を満たしているか確認します。

店頭ではロックを解除し、リーダーにかざします。必要に応じて画面ロックで承認します。設定条件と支払い操作はGoogleのタッチ決済ヘルプにまとまっています。

対応マークがあっても支払えない場合がある

登録だけでは十分でない根拠が、店頭側の条件です。Appleは、加盟店に加えてカードと決済ネットワークの対応が必要で、リーダーのNFC設定によって使えない場合もあると説明しています。利用場所を探す際は、EMV非接触型決済などの対応マークと、使うカードの決済方式を照合します。

Visaのタッチ決済なら、対応マークのあるVisa加盟店で「Visaで」と伝え、リーダーのライトが点灯してからかざすのがVisaの案内する流れです。「スマホで」という伝え方より、利用する決済方式を明確にする整理です。

Face ID搭載iPhoneでは、サイドボタンをダブルクリックし、Face IDまたはパスコードで認証してからリーダーにかざします。操作はAppleの買い物手順で確認できます。かざす操作が似ていても、決済方式は同じとは限りません。方式を整理するなら、電子マネーの種類と使える場所の違いもつながるテーマです。

次は、日常の支払いで使えた回数を見る

筆者なら、設定後の観測単位を一週間とし、スマホで支払おうとした回数と、完了した回数を分けて記録します。使えなかった場面には、店舗と決済方式を添えます。登録できたカードの枚数より、普段の買い物で利用できた割合のほうが、生活への定着を考えやすいからです。

筆者の予想は、日常での利用を左右するのは、登録枚数より、よく行く店と決済方式の組み合わせだというものです。外れてもよい予想として、実際の支払い回数で確かめたいと思います。